回復期リハビリテーション病棟は、脳卒中や、骨折、外傷などで脳や脊髄を損傷した患者さんが自立した生活を目指し集中的にリハビリを行います。
患者さんの回復に向けてドクター以外にも理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などたくさんのスタッフと協力しチーム医療として取り組んでいく形となり看護師の役割もとても大きいです。
2012年の診療報酬改定により看護配置は15:1から13:1へ、正看比率は4割から7割へ基準が上がり看護師の需要は今後ますます高まると考えられています。
患者さんと寄り添った看護ができ、回復していく過程が見られる
残業が急に発生することは少ない
他の専門スタッフと協力して働くことができる
急性期病棟のような救急搬入などはなく基本的に計画入院、予定退院となるため突発的な残業や急性期のようなバタバタしている感じはありません。
そのため、育児・家事と両立したい方やプライベートも充実させたい看護師の方などからも人気があります。
他のスタッフとの連携して働くことで学ぶ点も多くあります。
医療行為を行う事が少ない
夜勤中のナースコールが多い所もある
急性期と比べるとナースが行う医療行為は少ないようですが、リハビリ中の観察など重要な役目も多いのでしっかり経験を積むことができます。
夜勤は自力でトイレに行くことが不安な方などナースコールの回数が多い場合があるという点で、大変さがあるかもしれません。
回復の兆しがなかなか見えない中でのリハビリは忍耐力も必要ですが温かく見守っていく心が大切です。
忍耐強く、根気がある
患者さんとのコミュニケーションを取る事が好き
患者さんの回復していく様子を肌で感じたい
仕事とプライベートを両立したい
回復期リハビリテーションは、残業が少なめで仕事とプライベートを両立しやすい病院が多いですが業務後にも勉強会が行われる所もあります。
転職をする際には、夜勤の体制や病棟単位の患者数、他のスタッフとの連携(カンファレンス・勉強会など)について事前にしっかりと把握しておくことが重要です。
またその病院の力を入れている疾患や看護師の業務の範囲なども事前に聞いておきましょう。
事故や疾患などで上手に身体を動かせなくなってしまった患者さんが、リハビリを経て少しずつ身体の機能を回復していく姿にやりがいを感じる方も多いようです。
患者さんが回復していくプロセスや変化を見られる仕事は、他ではなかなか得られない喜びを感じる事ができます。